夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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甲骨文字が読み取れるなら、通帳フォントも読み取れる?

前回の日記で書いたRaspberry Pi 4。ちょっとずついじりながら、おもちゃとしてだけじゃなく、何かに活用できないかなあと思案中。
仕事にも使っているメインマシンに色々なものをインストールするのは不安ですが、ラズパイだったらその辺気にならないので、そんな方面で何かできないかなあ・・・。


ネットを見てて面白いなと思ったのが、甲骨文字の文字認識を取り上げた以下の記事。
www.tdi.co.jp
TesseractというOCRソフトと、jTessBoxEditorというOCR用の学習ソフトを使って、甲骨文字を読み取って漢字に変換する流れが紹介されているのですが、この学習機能を使って通帳の読み取りに活用できないかななんて考えています。


記帳をこちらで行う場合、預金の入出金のデータはネットバンクのデータをそのままもらえれば会計ソフトに一気通貫で取り込めるのですが、なかなかそうもいかず通帳のコピーを送ってもらうことがほとんどなのが現状です。
通帳のコピーは普通のOCRソフトにかけてもなかなかまともに読み取ってくれず、結局手入力になってしまっているので、ここをOCRでクリアできるようにできれば私の事務所の業務改善につながることもあり、頑張ってみたいところです。


通帳に使われているフォントは以下のHPでも紹介されていますが、数字とカタカナと若干の漢字が数パターンなので、これらを学習させれば実務に耐えられるぐらいOCRの精度あげられないかな?
ys223.blogspot.com
まあ同時にpythonも勉強していかないとダメなのですが・・・。


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Raspberry Piを購入

昨年東京在住の学生時代の友人と会った際、ここ最近子供とシングルボードコンピュータをいじりながら、一緒にプログラミングや電子工作をしているという話を聞かされることがありました。
その時は学校の課題にかこつけて親子でプログラミングできるのは羨ましいなあと思いつつ、秋葉原のパーツショップ巡りに付き合っただけだったのですが、半年経った今ふとそのことを思いだして、将来娘や息子と遊ぶネタになるのならと、思い切ってRaspberry Pi 4 Model Bを購入することに。

以前よりラズベリーパイのようなシングルコンピュータへの興味はあったものの、具体的な使い方がいまいちイメージできず、買ってもどうせ宝の持ち腐れかなと躊躇していたのですが、いざ買ってみるとやはりワクワクします。


ネット通販で届いた箱を開けてみると、本当に名刺サイズの基盤に、USBポートは4つ。HDMI端子も無線LANも全乗せのてんこもりといった感じ。
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これが数千円。PC9801が30万円も40万円もしていた中高生のころを思うと、技術の進歩は隔世の感にも程があるといった感じですね。


とりあえずラズビアンを入れて、手元にあった古いキーボードなどをつないで使えるようにしてみました。
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ラズビアンだと、ScratchやPythonといったプログラミング環境は初めから入っているので、とりあえずはそれから始める感じかなあ。
これらのプログラミングを学びつつ、何か本業などに活かせるスキルを身に付けられればいいのだけど・・・。


※お昼に入ったくら寿司の番号発券機。背面を見るとラズベリーパイでおおっと思ったのですが、下記のような記事を見るとどこの店舗でもラズベリーパイ化しているのでしょうか?


私も何か面白いもの作りたいな。


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細々でも継続していないと錆びつきますね・・・

弊所で作成している、試算表などの報告資料。時々英語での説明を付けてほしいというご依頼があったりするので、そういう場合には作成している試算表(もちろん日本の中小企業会計基準)に、下記のような英語を併記してお渡しするようにしています。
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サラリーマンをしているころは一応上場企業の経理だったので、普通に英語のメールのやり取りをしたり、時々は英語での応対をさせられることがあったのですが、開業してからはそういった機会はぐんと減り、たまに英語の文書を確認したり、英語メールのCCに入れられる程度になっています。
ただたまにでも英語に接していることもあって、不意に英語での資料作成を依頼されたりしても、最低限の対応はできているかなあという感じです。
一方で大学時代ネット記事ぐらいなら何とか読むことができたフランス語は、卒業後全く触れることがなくなったので、最近見ると何について書いているのかわかる程度でさっぱりな感じになってしまっています・・・。

エクセルも一般企業勤務の時は、毎日のように上司なり他部署からの求めに応じて色々な資料を作っていたので、関数でもマクロでも反射的に思い浮かぶような感じでした。
それが会計事務所勤務になってからは定型書類の作成がほとんどで、エクセルでオリジナルの資料を作るという機会がさほどなく、開業してからも一般企業時代ほどではないので、時々エクセルの資料を作ることになると「こういう場合どんな関数を使えば良かったんだったっけ?」とグーグル先生頼みになっています。

やっぱりどんなことでも継続していないと、鈍って錆びついていくものですよね・・・。一昨年受かった宅建士の知識も然り、12年前に受かった相続税法の知識は推して知るべし(^^;。普段使っていなくても、時々は勉強しないとダメですねえ。


※水曜日は淡路のお客様に愛車で訪問。気持ちのいい天気だと、長距離のドライブも苦にならないですね。
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この車も購入してから7年目。去年で減価償却も終わってしまっているのですが、相変わらず快調に走ってくれています。
自分の運転技術に自信がなく、開業までほとんど車に乗ることのなかったのですが、気が付けば6年で4万キロ。必要に迫られると、平気で乗るようになるものだと我ながらしみじみと感じています。これも継続するようになったおかげかな?
減価償却が終わったタイミングが買い替えの時期と言いますが、どうするべきか・・・?今のところは問題もないので、当分先になりそうです(^^;。


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16刷になりました!

私が2009年に書いた本、

CD-ROM付 3日でマスター!個人事業主・フリーランスのための会計ソフトでらくらく青色申告

CD-ROM付 3日でマスター!個人事業主・フリーランスのための会計ソフトでらくらく青色申告

ですが、今年16回目の増刷をしていただきました。
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ご購入いただいたみなさま、本当にありがとうございましたm(_ _)m。
個人事業者の帳簿の付け方のマニュアル本で、できるだけ簡単に帳簿を付ける方法を自分の経験を基にまとめたものですが、現在でも個人事業者の他法人のお客様についても、この本を自計化のテキストにしています。

この本ともう一冊の本を書いてから、もう8年・・・。次の本は書いていないのですが、機会があれば書きたいなと思うのは、小さな法人向けの月次決算のやり方や、月次決算の集大成としての決算書・法人税申告書の作り方のマニュアル本です。


私の事務所のお客様は、年一回の決算だけというのが少なく、ほとんどの方が月次か隔月次で帳簿のチェックをさせていただいているのですが、こうしていると期中での業績や納税見込みが把握できることはもちろん、決算の手間も非常に楽なのですよね。
月次では以下のように、B/Sの残高を押さえたうえで、P/Lの内容を確認し、税込経理の場合は消費税も見込み計上しているのですが、
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これぐらいをやっておくと決算での処理は
・帳端の確認
・在庫の洗替えと、貸倒引当金の計上
法人税の確定計上
という感じで、月次決算のおまけ程度の手間で終わってしまいます。
期中で補助科目別の残高を確認できていれば、勘定科目内訳書は会計ソフトからのデータ取込みで一瞬で終わってしまうし、消費税の計算も期中でチェックしていた課税区分を再チェックするだけで、こちらもあっという間に終わってしまう感じです。


こういった月次決算のやり方とメリット、月次決算の延長で本決算と確定申告書を作成することがどれだけ楽かを、うまくまとめて形にしてみたいなと思うのですが、思うだけで増えてきた本業の方に手を取られて、そう思うだけで終わってしまっています(^^;。
やりたいと思いながらなかなか実行できなくなってきたのは、歳をとってきたのかなあ…。


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争点整理表と税務調査での法的思考と・・・

私の所属する近畿税理士会芦屋支部で、11月に税務調査とその際に調査官が作成している「争点整理表」についての研修を開催していただくことになりました。
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講師は国税不服審判所の審判官も務められた、税理士の佐藤善恵先生。芦屋支部の調査研究委員会で年次の研修計画を立てる際、メンバーの一人から佐藤先生の本を読んで講義を是非聞きたいとの希望があったので、先生に講師を打診したところご快諾いただいて開催の運びとなりました。


研修のテーマである争点整理表とは具体的に以下のようなものですが、「作成理由」の欄にあるような問題がある場合に、税法に定められた課税要件を明らかにして、その上で課税庁と納税者の主張する事実や証拠を対比して、どちらの方が課税要件を満たしているかまたは満たしていないかを検討するのに便利な整理表といった感じですよね。
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法律を実社会で適用する場合の考え方で「法令解釈、事実認定、当てはめ」の法的三段論法というものがありますが、これを税務調査の争点整理に持ち込んだ感じでしょうか?
政策などに左右されることもある税法は、他の法律に比べて一段下に見られることもあるという話も聞きますが、税務調査で法的な考え方が尊重されるようになったというのは、何となく税法の格が上がったような印象を受けますね(^^;。


また争点整理表について学ぶことで調査官の視点や気苦労も垣間見えるということですが、大阪国税局の研修資料にもこんな図があるように、法的三段論法を意識した調査を行うことが指導されているんですね。
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税法に定められた課税要件を確認して、課税要件に当てはめられそうな事実をピックアップして、それを裏付けられる証拠を見つけて収集していくということが調査官の思考であるならば、それに視点を合わせたり反対側から視てみたりすることもできるようになるのかしらん。

私自身税務調査の場数はまだまだ少なく、到底スマートな対応ができているような気がしないので、この研修で少しでもレベルアップを図りたいところです。がんばらないと!


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中小企業の給与も増えてきているのかな?

給与の支給額の統計が順調に伸びてきているというネットのニュースを見ながら、
www.nikkei.com
最近私の事務所のホームページで公開しているエクセルシートのうち、所得拡大促進税制の計算シートがよくダウンロードされているような気がするので、これのダウンロードが多いということはこのシートで集計可能な中小企業の給与も増えてきているのかなあと、一度実績を見てみることに。


公開中のエクセルファイルのうち6件ほど有償で販売しているのですが、これらは販売履歴をデータで落とせるので、ピボットテーブルで集計しグラフ化してみました。
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うーん、やっぱり去年に比べて所得拡大促進税制計算シートのダウンロード数は増えてる感じですよねえ。
最近お客さんとの話題にも人不足と賃上げのことがよく出てくるのですが、大企業だけではなく、中小企業にも賃上げの傾向は着実に及んで来ているのかしらん。


ちなみに販売しているエクセルファイルのうち、個人的には「勘定科目類推機能付 出納帳→弥生会計仕訳帳変換シート」が結構お気に入りなのですが、こちらは余り人気がないようですね(^^;。
自分の帳簿を付けるときにも愛用しているのですが、摘要の単語からピューっと一瞬で勘定科目が決まっていくのは、結構気持ちいいのだけどな・・・。


✳︎12日の土曜日は、会計事務所時代の先輩達と食事会。

ちょうど20年前、新入社員時代の集金コースだったなにわ筋あたりも、全然風景変わっちゃったなあ・・・。


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