7月決算の申告書が本日なんとか完成。
出来上がった申告書をぱらぱらと繰りながら、決算作業で一番大変な作業ってなんだろうということを考えていました。
帳端や未払費用の計上、在庫のカウントもそれなりに大変ですが、請求書などすでにある資料から金額ピックアップすればできるものなので、時間さえあればそれほど難しくありません。
一方勤務時代にうんうんとよく悩んでいたのは、仕掛品の計算でした。標準原価計算などをやっていなかったら「これが答え」という数字もなく、結局それらしい数字をいかに理屈をつけて計算するかという作業になってしまいます。
「工程○日で×日経過しているから進捗度がこれだけになって、請負額がこれだから当期の売上と材料費は100%で案分して、人件費と間接費は進捗度勘案して按分して・・・。」みたいな感じで夜遅くまでやっていると、段々自分でも何やっているのか分からなくなって物狂おしい気持ちによく陥っていました。
しかし、こうやって計算した仕掛品の金額は結局「ちゃんと仕掛計上していますよ。」というためだけの、ほとんど税務調査対策の数字なのですよね・・・。不毛な作業ということで、個人的に決算で一番大変だったのは、やっぱりこの仕掛品の計算ですかねえ(笑)。
※明日は千葉の市川で税理士さんの会合に出席した後、横浜で昔お世話になった公認会計士さんと一年半ぶりにお会いする予定です。
大学卒業後初めて入った会社の先輩で、私が税理士になるきっかけを与えてくれた恩師ともいうべき人なので、お会いするのが本当に楽しみです。