夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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記帳指導の手順

先週、お世話になっている税理士さんから、「記帳指導、初めてなのですが、何から始めればいいのでしょう・・・?」というお電話をもらうことがありました。
私が担当していたときは、会計ソフトを導入していただくことを前提に、大体5回を目標に申告書作成までマスターしていただくことを目標にしていました。

1回目
会計ソフトの購入のお願いと、証憑整理のかんたんな方法の指導


2回目
会計ソフトのインストールと、預金出納帳・現金出納帳の入力方法の指導


3回目
売掛帳・買掛帳の入力方法の指導と、預金出納帳・現金出納帳の復習


4回目
売掛帳・買掛帳・預金出納帳・現金出納帳の復習
固定資産台帳の管理方法、償却費の計上、棚卸し、帳端といった決算作業の指導


5回目
決算作業の確認と、申告書の作成方法の指導

若干回数に変動があるものの、会計ソフトの使い方が3回、確定申告書の作成方法1回の指導で大体の方ができるようになっていく印象です。
ただこれだけの短い期間でほとんどの方が複式簿記で帳簿を作成できるようになるのは、やっぱり会計ソフトのおかげですね。
以前、全7回ぐらいで手書きの帳簿を作成する講座の講師をしたことがありますが、「振替伝票から総勘定元帳へ転記して、試算表を作成・・・」とやっていると、全然マスターいただけなかった苦い経験があります。


簿記の知識がない人に手書きで帳簿を作成いただくには、下記のような簡易帳簿でないと短い期間ではとても無理というのが、個人的な感想です。

簡易帳簿でも預金出納帳と現金出納帳を区分して記録をつけてもらっていると、あとで「やっぱり会計ソフトで複式簿記でやりたい・・・」と言われた際にすぐに移行できるので、会計ソフトの導入をためらわれる人には無理強いせず、最初はこの簡易帳簿をお勧めするのも一つの方法です。


※新しく法人向けの会計ソフトを導入いただくため、弥生会計を調達。

今回もスムーズに導入いただけるといいな(*^^*)。


神戸市東灘区御影の会計事務所 小林敬幸税理士事務所です