夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

事務所ホームページはこちらです→神戸市東灘区御影の会計事務所 小林敬幸税理士事務所

税理士は生命保険とどう関わるべきなのか・・・

来月初に、私の所属する近畿青年税理士連盟大阪支部で、法人向け生命保険の研修をしていただくことになりました。
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講師の先生は、理系の大学院卒。システムエンジニアの仕事をされた後に、生命保険業界に転じられた方で、ロジカルなのに、出口戦略まで考えた話をされるので、今回の研修も非常に楽しみです。

今回の研修では、最初に法人生命保険の基礎知識として、「終身保険」、「定期保険」、「逓増定期保険」、「福利厚生プラン的養老保険」、「定期特約付き終身保険」といった、生命保険の種類とそれぞれのポイント、そしてその基本的な活用方法の後に、退職金の準備や円滑な事業承継、生前相続・二次相続への備えなど、経営者やその家族のニーズに応えるための具体的な方法を教えていただく予定です。

税理士的に生命保険の話となると、まず最初に節税と返戻率の事だけが頭に浮かんでしまって、生命保険の本来の役割を見過ごしがちになってしまいます。
パンフレットにあるよう、経営者のニーズのあった生命保険の使い方を勉強して、税理士としての生命保険に対するスタンスを今一度考えたいなあと思います。


この研修のパンフレットは、こちらからダウンロードできます
この研修は、税理士または税理士有資格者の方であれば、どなたでも参加できます。
こちらのパンフレットを印刷してFAXいただくか、パンフレット記載の電子メール宛てか、以下の申込フォームからお申込みください。
申込フォームはこちらです!


※最近電車の中などで、この法窓夜話を読んでいます。

以前読んだこのリーガル・マクシムも面白かったのですが、

リーガル・マキシム ― 現代に生きる法の名言・格言

リーガル・マキシム ― 現代に生きる法の名言・格言

法というものがどういうものなのか、私のように法律の基礎の勉強を飛ばしてこの仕事をするようになったものには、こういった本は歴史を通して改めて考えさせられますね。


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注記表も作成できるようにしました

前々回の日記で書いた「建設業許可決算書自動作成シート」ですが、今回自分で使って注記表も作成できるほうが便利かなと、注記表も作成できるようにしてみました。
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株数を登録しておくと、一株あたりの純資産と純利益を自動計算するようになっています。

今回決算変更届の○年分、まとめて決算書作って欲しいと言われたのですが(^^;、この機能があると貸借対照表、損益計算書、工事原価報告書、株主資本等変動計算書、注記表、全て計算機を叩かず一年分あたり10秒ぐらいで作成することができますね。
自分で作ったエクセルシートですが、これがあれば作成に時間はほとんどかからないので、決算変更届の財務諸表の作成も、今後はもっと気安くお引き受け出来そうな気がします(^^;。


※所属する近畿青年税理士連盟大阪支部で、有志を募って一年間勉強してまとめたレポートが冊子になりました。
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日常業務ではなぜこういう処理や判断を行うかといったことを、条文や判例まで遡って考える機会は少ないので、こういった税理士同士で一つのテーマについて議論をしてレポートをまとめていく勉強会は大変楽しい時間となりました。

昨年の6月から一年間、こうした方が楽しいし会員の負担も減るんじゃないかなと、色々試行錯誤でやってきたこの近畿青年税理士連盟大阪支部の支部長も、今週末で任期が終わります。
最初はあまり気が進まなかった支部長職ですが、この一年間順調に会員数も増加し終わりを迎えた今、支部のメンバーから「参加できるイベントが増えてよかった」、「参加していて楽しかった」、「以前より負担が減った」、「幹事会が早く終わるのが良かった(^^;」などと言っていただけると、やっぱりお引き受けして良かったのかなという気持ちになりますね(^^)。


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摘要の入力ゆれがある場合は「勘定科目類推機能付出納帳→弥生仕訳帳変換シート」を

お世話になっている税理士さんから、私の事務所のホームページで公開しているエクセルシート「預金通帳明細→弥生会計仕訳日記帳変換シート」のご要望をいただくことがありました。ありがとうございますm(_ _)m。

「大量に月次入力をしていた事務員さんが辞めた穴埋めに使ってみたところ、使い勝手が良くて、流し込んだときに残高がぴたりと合う点など非常に気持ち良く、大変重宝しています」といったご感想をもらえると、やっぱり作って良かったなあと嬉しくなってしまいます(*^^*)。


またご要望として「お客様が作成しているエクセルの資料を貼り付けできる形に修正して使っているのですが、摘要が一定でないので、対応する勘定科目が表示されないので、手修正できないか」というご意見をいただきました。

「預金通帳明細→弥生会計仕訳日記帳変換シート」は、ネットバンクのデータをそのまま使うことを前提としていて、表記ゆれを想定していないので、人が作った資料を変換する場合にはちょっと使いづらい部分があります。
こういった摘要の入力ゆれがある資料を弥生会計のデータに変換する場合には、「勘定科目類推機能付出納帳→弥生仕訳帳変換シート」を使っていただいた方が効果的かなと思います。

こちらのエクセルシートは、以下のような単語と対応する勘定科目を登録しておくと、摘要に多少の入力ゆれがあってもその単語を含んでいたら、自動的に対応する勘定科目を自動で引っ張ってきます。
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また自動で引っ張って来た勘定科目を、手で修正することも可能です。

※以下の動画のように、ボタン一つで、該当単語を含む勘定科目を自動であてはめます。


最近はクラウド会計に加えて、昔からの会計システムを提供している会社からも、入力の省力化をうたったダイレクトメールがよく届くようになりましたが、エクセルでもある程度は入力の省力化はできるような気がしますね。
今日も本屋さんで以下のような本が並んでいたのでつい買ってしまったのですが、

たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書

たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書

この本のタイトルのように手作業だと何十分もかかる作業が一秒で終わるのは本当にザラにありますし、そのためのエクセルの使い方もそれほど難しくありません。
金曜日に和歌山の税理士さんに、「エクセルが使えると自分が欲しいソフトをすぐ実現できるのでいいですね」と言われることがあったのですが、エクセルを使うこともそれほどハードルが高くないこともお伝えできればなと思います。


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「建設業許可決算書自動作成シート」を作ってみました

ここ最近連続して、建設業の決算変更届や許可申請に添付する財務諸表の作成を依頼されることがあったので、弥生会計の残高試算表データから自動作成するエクセルファイルを作ってみました。
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弥生会計の「残高試算表(月次・期間)」のデータをエクスポートして、これを取り込むと「貸借対照表」、「損益計算書」、「株主資本等変動計算書」の3種類を自動作成します。
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自動作成後、数字の部分は自由に上書きして修正することが可能です。


標準的な弥生会計の勘定科目と、それに対応する建設業用の財務諸表の勘定科目は以下のテーブルに登録済みですが、もし弥生会計でこのテーブルにない勘定科目を使っている場合、自動でない科目を抽出し追加することもできます。
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固定資産の部分は建設業許可申請のB/Sはいわゆる「科目別間接控除法」となっていて、試算表からだけでは作成できないので、自動計算した後固定資産台帳から手入力する形になっています・・・。
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この建設業用の財務諸表の作成は、会計で作った決算書を組み替えて作るのが基本ですが、人間の判断がほとんど要らない単純作業な割には結構手間なので、こういう作業こそエクセルに自動でさせる甲斐があるようなしますね。
→このエクセルファイルは、こちらのホームページからダウンロードできます


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軽減税率が導入されると、実務はどうなるのか?

私の所属する近畿青年税理士連盟大阪支部で、6月に消費税の研修を行うことになりました。
講師は、消費税といえばこの人という金井恵美子先生。
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消費税の税率は、平成29年4月1日から10%に引き上げられる予定ですが、最近予定通りに導入されるのか少し不透明になってきています。
税理士的にはやっぱり軽減税率が導入された際に、複数税率の線引きや、顧問先へのインボイスの書き方の指導、課税事業者や簡易制度選択の有利不利の判断といった実務的なポイントがどうなるのだろうと気になってしまいます。
今回の研修ではそういった実務的なところを色々教えてもらえるとともに、現状どんな感じなのかも教えてもらえる予定なので、非常に楽しみです。
金井先生には懇親会にも参加いただけるので、表には出てこない深いところの話も聞けるのかなと、そちらも楽しみです(^^)。


この研修のパンフレットは、こちらからダウンロードできます
この研修は、税理士または税理士有資格者の方であれば、どなたでも参加できます。
こちらのパンフレットを印刷してFAXいただくか、パンフレット記載の電子メール宛てか、以下の申込フォームからお申込みください。
申込フォームはこちらです!


※今日は午後から舞子までお仕事に。f:id:kobarin:20160429141835j:plain
もう夏のような空ですね。


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48~50等級を新設しました

私の事務所のホームページで公開している「給与・賞与・年末調整自動計算シート」ですが、ご利用いただいている方から、社会保険料の標準報酬月額について、48等級から50等級まで新設してほしいとのご要望をいただきました。ありがとうございますm(_ _)m。
新設したファイルはこちらのページからダウンロードできますので、ご利用いただければ幸いです。


28年4月分から、今まで47等級だった健康保険料の標準報酬月額の区分が、3等級増えて50等級になるのですよね。すっかり忘れてました。
対象となるのは毎月のお給与が120万円程度以上の人だけですけど、47等級から50等級になると、毎月の負担額が21,000円程度上がるのですよね・・・。
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いつも思うのですが、社会保険料のアップはじわじわ確実に行われているのに、あまり大きな話題にならないのは不思議な感じがしますね。

こちらに健康保険料率の推移表があるのですが、
保険料率の変遷 | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
私が社会人になった平成10年ごろと比べて、4割弱上っているのですが、社会保険料の上昇は仕方ないのですかねえ・・・。


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