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夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

振替伝票でもバインダでもなく・・・

会計

ご新規の方に会計ソフトの入力方法を指導していると、「以前別のところで入力方法を教わった際には、振替伝票を使って入力するように言われたのですが・・・」と言われることがありました。


自分の本でも「かんたんな入力方法」としてお勧めしていますが、私が会計ソフトの入力を指導する場合、「預金出納帳」、「現金出納帳」、「売掛帳」、「買掛帳」の4つをマスターしていただくのを最初の目標にします。
「預金出納帳」と「現金出納帳」は、通帳とおこづかい帳そのものですし、「売掛帳」と「買掛帳」も「請求」と「回収」だけの管理表ですから、経験上理解してもらうのも残高を押さえていただくのも、それほど難しくない印象があります。
そして振替伝票や仕訳帳は、刺身のつまのようなもの。一番最後に特殊な取引のみにつかってもらいます。


逆に手書きの場合、振替伝票や仕訳帳はこれを作らないと元帳への転記ができないので、これを理解してもらうのが最初のステップになります。しかし「借方・貸方」といった簿記が分かっていないと、これらは書けません。
以前簿記教室で、手書きで帳簿を作成する方法を指導したこともあるのですが、振替伝票を理解いただくのに結構時間がかかりました。会計ソフトの場合全ての取引に、簿記の知識が必要な振替伝票を使うのは、遠回りな方法といえるのでしょうね。


また会計ソフトの入力を指導していると、よく聞かれることの一つに、「弥生会計の『簡単取引入力』を使っていいですか?」というのもあります。
『簡単取引入力』とは、あらかじめ仕訳を登録しておく、いわゆるバインダ機能。簿記の理解が中途半端な方がこれを使って作成された帳簿をみると、損益計算書の方は合っていても、貸借対照表の残高はマイナス残が踊る、ハチャメチャなものになっていることが多いです。
使いこなせれば便利な機能ですが、初心者の方には却ってややこしいのではと思えてしまいます。


自分の経験上、振替伝票でもバインダでもなく、やっぱり「預金出納帳」、「現金出納帳」、「売掛帳」、「買掛帳」の4つを残高確認しながら入力していくのが、一番確実で簡単な方法ですね。そしてある程度慣れたところで、バインダ機能を活用していくのがおススメです。



※トップの写真は、地元御影の酒造屋さん、泉正宗さんの「仙介」というお酒です。
祖父母がやっていた居酒屋で入れていた銘柄で、小さい頃祖父が「泉正宗」と染め抜かれた前掛けをしていたので、思い出深いお酒です。
地震の後自分のところでもう作っていないという風に聞いていたのですが、先日近所の酒屋さんで「あそこの蔵、また作っているよ」という話を聞いて買ってしまいました。
祖父母がやっていたころは未成年で飲めなかったので、飲んでみるのが楽しみです。


神戸市東灘区御影の会計事務所 小林敬幸税理士事務所です