夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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やってよかった宅建士受験

今月初めに受講した、宅建士の実務講習。
仕事上宅建士の登録をしても特に意味があるわけではないのですが、せっかく試験に合格したし実務講習で何か新しい知識が得られるかなと2日間専門学校に通って、何とか無事合格することができました。

宅建士の勉強は昨年マイホームを建てることを決めた際に、どうせならこの際不動産周りの法律をしっかり勉強しようと始めたのですが、勉強を終えてみると今までふわっとしか理解できていなかった土地の評価に関する知識が一つにつながったことが一番の収穫だったかなという感じです(宅建業法などもそれなりに面白かったですが・・・)。


税理士試験は一応相続税法で合格しているのですが、当時一般企業勤務で相続税の実務に触れることなく勉強していたので、財産評価のところでは「市街化地域と市街化調整地域」、「地役権」、「都市計画道路」、「セットバック」といった減額要因の話は、問題に書いてある通り解答するだけで、内容についてはよく分からないまま終わってしまっていました。
合格後もある程度は勉強したのですが、宅建試験の受験で都市計画法建築基準法農地法不動産登記法といった不動産の評価に必要な法律を改めて体系的に学んだおかげで、以下のようなポイントを踏まえて財産評価の研修を受けると、理解度は以前より格段に上がっているような感じです。

資産税をやるためには、やっぱり不動産周りの法律の勉強は必須ですよね。宅建士の勉強はやってよかったと思うとともに、不動産評価にこれだけ役立つ知識が得られるのなら、もうちょっと早めに勉強しておいたら良かったなあと思ってしまいます。
とはいえ資産税はできればあまりやりたくないなというのが、本音なのですが・・・。経理上がりで会計の仕事の方が好きってこともありますが、やっぱり不動産評価一つとっても資産税、奥が深すぎる・・・。


ちなみに実務講習では不動産屋さんが不動産売買の媒介を依頼されたという前提で、対象不動産の調査から始まって売買契約書や重要事項説明書を作成するまで、どうやって机上調査、役所調査、現地調査を行っていくかの具体的な方法を教えてもらえたのが良かったですね。
特に今では都市計画図からガス管の配置図まで、ネットでの机上調査で取得できる情報がかなり多くなっているんですよねえ。
不動産価格の査定額を計算するパートでは、価格を検討する際の参考情報として以下の国土交通省の統計情報を利用する方法も教えてもらったのですが、
www.land.mlit.go.jp
さっそく私の事務所近辺で、中古マンションを売ったらどのくらいなのかなということを調べる機会があったので試してみました。
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物件などは特定できないようになっているのですが、ざっくり直近の傾向がパソコン叩くだけで見ることができるのは本当に便利ですよね。
不動産の価格調査は税理士業務には直接関係ないことですが、お客様との話のネタにはいろいろと利用することができそうです(*^^*)


※平均価額を地図に落とし込んでみても、何となく傾向がつかめて面白いですね。

六甲アイランドと渦が森って、大体一緒ぐらいなんですね。ちょっと意外な感じです。


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