夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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お金が減らない節税策

自分で作って、自分でも便利に使っている次の法人税等納税額予測シート。

法人税の特別控除を含めて納税予測をする必要が出てきたので、特別控除を織り込んで計算できるよう、次のように変更してみました。

→このフォームは、こちらのページからダウンロードできます

政策的な面から設けられている措置法の特別控除は、特にお金を新たに支出しなくとも税金がぐっと減ってくれるので、月次の資料チェックの際に使えるのが分かると、ついうれしくなってしまいますね。

節税のためだけに新たにお金を支出するのはともかく、来期に払うべき短期の前払費用を前倒しで払う場合にも、支払う際には一時的に資金繰りが厳しくなってしまうので、資金負担が不要な特別控除は一番うれしい節税策です。


特別控除といえば、今日税理士さんの集まりで京都に行った際、帰り道に購入したこちらの本。

法人税がわかれば、会社にお金が残る (アスコムBOOKS)

法人税がわかれば、会社にお金が残る (アスコムBOOKS)

税金の初心者向けに、法人の節税を扱った本ですが、全編に流れているのは「資金負担が必要な節税は悪」という考え方です。
「慰安旅行も×」、「中古のベンツも×」という考え方は、まさに我が意を得たりといった感じで、本当に面白く読むことができました。


そしてちょっと辛辣だったのが経理担当者ではなくセールス担当者向けに、このお金を使った節税策を前面に出した商品を作ることを提案していた箇所です。
「中古車に耐用年数を貼りつけて販売したら、節税好きな中小企業の社長さん大喜び間違いなし。」
といった多分に皮肉のスパイスが効いた表現に、くすっと笑いながらもちょっと考え込んでしまいました・・・。


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