19日、20日の週末2日間、名古屋に出かけていたのですが、19日は名古屋の税理士小林雄気先生の事務所にお邪魔していました。
事務所に入るなり「あれっ?」と思ったのは、目に見えるところに紙の書類がなかったこと。会計事務所といえば、机に山積みの書類の束があることがお約束ですが、小林先生の事務所は机の上の書類どころか、書類収納のためのキャビネットすらありません。
そのからくりは富士ゼロックスの「DocuWorks」を使っているところにありました。「DocuWorks」とは、データ上の書類を紙のように扱うことを目的としたソフトです。
パソコンで作成した書類は、紙に印刷する代わりにデータとしてパソコンの中に保存し、紙の書類はスキャンして同じくデータとして保存する。
そして普段の作業は、すべてこのDocuWorks上で処理をして、どうしても必要な場合に限って紙に印刷することになります。
DocuWorksの話は、今までにも何回か便利と聞いたことがありましたが、百聞は一見に如かず。実際に活用されているものを拝見すると、目から大きなうろこが落ちました。
かつて電子申告が導入された時も、当初は「何のメリットがあるのかな・・・」とまったくの食わず嫌いでしたが、独立して自分で実際にやってみると「なんて便利なんだろう」と目からうろこでしたが、このDocuWorksがマルチモニター上で実際活用されているのを見たときも同じような感覚にとらわれました。
また小林先生の事務所も「達人」+「弥生会計」と、私の事務所の同じソフトの組み合わせですが、私の事務所では遊び道具でしかない「ファイル転送」機能を、実際に仕事に活用されていたのも驚きでした。
私自身パソコンが好きなこともあって、自分の事務所は結構IT化しているかなと思っていたのですが、まだまだ上には上の人がいらっしゃるものですね。
目からうろこであったことはもちろん、勉強にもなった事務所見学でした。
私もノンペーパーな事務所を目指さないと!!