先月の無予告調査以来税務調査がマイブームになっている私。先月の調査の際も調査官が終日ため息をつきながら帳簿を繰っていたり、口をくの字型に曲げてタバコをふかしつつ給与台帳とにらめっこしているのを眺めながら、どういうところに注目しているのかなあとちょっと気になっていました。
そんな折書店の新刊コーナーでこんな本を見つけたので、つい買ってしまいました
- 作者: 奥住壽
- 出版社/メーカー: 中央経済社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
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前に読んでいたこちらの本
- 作者: 大村大次郎
- 出版社/メーカー: データ・ハウス
- 発売日: 2007/10/17
- メディア: 単行本
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領収書の改ざん方法一つをとっても、「手書きボールペンの字は砂消しゴムで消すことができるが、紙が薄くなってしまう。」とか「科学的にインク消しを使うと、黄ばみが残ってしまう。」とか、まるで「犯罪捜査マニュアル」でも読んでいるような感じで実務書にもかかわらずドキドキしながら読み進めることが出来ました。税金を巡る納税者と調査官の息詰まる攻防戦。年配の税理士さんが書かれた本ですが、やっぱり経験に基づいた実務書は下手なフィクションよりも余程引き込まれますね。
そういえば先月の無予告調査は、ボスが交渉の席で「更正でもなんでもやってくれ!」と啖呵を切ってから音沙汰がないのだとか・・・。更正するにしてもこのままじゃ理由付記も厳しそうだし、やっぱり反面調査されてしまうのでしょうか?