夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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電子取引データの保存はどうするのが効率的かな?

先日支部の役員会に出席した際、同じ支部の税理士さんから「小林さんのところは電子帳簿保存法への対応って、どうやってますか?」と聞かれることがありました。
「電子取引データの保存の部分が課題ですけど、これはという方法で対応できていないですよね~。本会の情報システム部でいい研修をしてくれたらいいのですけど・・・」などと言っていたのですが、令和6年1月の義務化が迫っているのに何も出来ていない状況は我ながら褒められた状況でもないので、どうするのがいいんだろうと時々考えながら答えが見つけられずにいます。


この電子帳簿保存法、保存対象となるデータを以下の3つに区分して、それぞれのルールが定められています。

  1. 「電子帳簿等保存」(会計ソフトなどで作った帳簿をデータで保存)
  2. 「スキャナ保存」(紙で受け取った書類をスキャンして、データで保存)
  3. 「電子取引」(データで受け取った取引データを、データで保存)

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小規模な会社の間接費は仕掛品に配賦しなくていい?

最近エクセルで簡易な個別原価計算の管理シートを作成しているので、個別原価計算の参考書などをめくって勉強しています。

勉強しながら少し悩むのは、間接費の配賦をどの程度やるべきなのかなあということ。
個々の案件に直課できる原価はこのシートで管理できるようになっていますが、間接費についてはこのシートでは管理できないので、配賦するためには別の方法で管理する必要があります。
間接費の配賦は工数管理など行って、案件ごとに配賦することが利益管理の面でも税務的にも大事ですが、そもそも一部屋で数人とかでやっているような会社の場合、工数管理はおろか原価と販管費も混然一体になってしまっているようなこともままあるような気がしますし、そういう場合はどうやって間接費を完成原価や仕掛品に配賦するのがいいのでしょうか?

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お手軽な案件別の個別原価計算ってどうするのがいいのかしら?

今月初めあたりからぼちぼちと作っていた、エクセルの簡易版個別原価計算シート。

最後にお客様が作っている資料に寄せて、案件ごと・月ごとの入出金明細シートを自動集計する機能を付けて、大体完成したかなあという感じです。
あとはお客様に使ってもらえるかどうかですね(^^;。

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スピル。すごいけど互換性が・・・

前回の日記で書いた、簡易的なエクセルの個別原価計算管理シート。案件ごとの明細表や
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弥生会計の仕訳出力機能もつけて、何とか使い物になるかなあという感じになってきました。
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UNIQUE関数とかFILTER関数とか

ここ最近お客様がご自身で使っているエクセルシートをベースに、他のことにも同じデータを活用できないか検討しています。
具体的にはこんなイメージのフォームに入力してもらっている、個別原価計算の取引データを、

こんな感じの汎用性の高い形に変えて、他の資料に流用することを考えています。

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やっぱり中小企業用と大企業用の同時判定は必要かなあ

仕事にかまけてうっちゃっていた税制改正大綱、仕事納めの日にやっと目を通すことができました。
ニュースでは再三流れていましたが、大綱の中でも一番に賃上げ税制が挙がっているんですね。
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そんな鳴り物入りで出てきた今回の賃上げ税制、概要はこんな感じです。
まずは大企業・中小企業共通の「賃上げ税制」。

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