夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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負担率が変わるとセオリーも変わる?

「役員報酬をどれぐらいにしたら、税金や社会保険料の負担が一番低くなるのでしょう?」と聞かれることがあったので、説明できるようエクセルのシミュレーションシートを作ってみました。
役員給与が一定額になるまでは、法人の利益を吐き出して給与で払うのが負担を減らすセオリーなのですが、実際計算してみると意外な結果にちょっとびっくりしてしまいました。


モデルケースで、以下のような損益計算書の会社を想定してみました。

税前利益は352万円です。


給与は、本人が600万円、奥さんが360万円、妹が40万円、合計1,000万円とします。

これを奥さんの給与を上げて、本人600万円、奥さん540万円、妹40万円、合計1,180万円にします。


すると税金は40万円ほど安くなるのですが、社会保険料が42万円ほど上がってしまって、負担増に・・・。(もちろん税金払うよりは、年金保険料払う方が将来の年金は増えますから、負担増と言えない部分もあるのですが)

今までの印象だったら、このレベルであるともっと負担が減りそうな気がしたのですが、法人税の税率が22%→18%に下がったことと、社会保険料の負担率がじわじわと上がっているためなのでしょうね。
負担率が変わってくると、今までのセオリーもそのままというわけにはいきませんね。シミュレーションした結果に、ちょっとびっくりです。


こちらのシミュレーションシートは、こちらからダウンロードできます。



※今日お客様のところに行く際に地下鉄に乗ると、地下鉄のいたるところに横山光輝三国志のキャラクターが・・・。

個人的には、呂布張飛より全然小さいのが納得いかないところですが(^^;。