夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

事務所ホームページはこちらです→神戸市東灘区御影の会計事務所 小林敬幸税理士事務所

つぎはぎで修正するか?一新するか?

私の事務所のHPで公開しているエクセルの「給与・賞与自動計算シート」ですが、10月から厚生年金保険料の等級表が改正されて1等級が98,000円から88,000円に下がったので、これに対応できるよう修正しました。
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→こちらのシートはこちらのホームページからダウンロードできます


このエクセルシートは5年ほど前に、給与計算を手計算でやっていた顧問先向けに社会保険料と源泉税を自動計算させるためだけに作成したのですが、その後思い付きや法改正で色々な機能を付け加えたり修正したせいで、段々とややこしいファイルになってきています。
こんなつぎはぎでパッチを当てていくより、いっそ一から作り直して、データベース式に一新して100人でも200人でも計算できるような仕組みにしてやろうかと思いながらも、日々忙しいとなかなかそんなこともできないのですよね・・・。
自分で作った超簡単なファイルでもそんな感じなので、こんな場合はどんな気分なのか・・・
blog.livedoor.jp
素人ですが、このニュースの気分が少しわかるような気がします(^^;。


新神戸駅の近所の喫茶店で
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ビールジョッキにアイスコーヒー、斬新すぎる・・・。
隣の人が飲んでいたソーダフロートも、かなりすごかった・・・。


神戸市東灘区御影の会計事務所 小林敬幸税理士事務所です

実測図もExcelに頼っちゃうかなあ・・・

9月9日の金曜日、相続税関係の研修会に出席してきました。
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相続税申告に必要な資料の収集方法、作成方法、注意ポイントを実務の経験を交えながら教えていただき、非常に楽しい研修でした(*^^*)。

その中で土地の実測図の作成方法について、講師の先生は富士ゼロックスDocuworksを使って作成されるとのことで、その後他の税理士さんにもお話を聞いたのですが、Docuworks派は結構いらっしゃるのですね。
私はついExcelで作成したりしてしまうのですが、最近はこの「Excel 長さ・面積測定」というExcelで作成されたソフトにお世話になっています。


このソフトは、エクセルの図形描画などで書いたものの長さや面積を一瞬で計算してくれるので重宝しているのですが、土地の場合でも、公図や測量図をスキャンしたものをExcelのフリーフォームでなぞるだけで面積計算をしてくれますし、
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四角で囲うだけで想定整形地も書けるので、実測図の作成にも結構便利に使えそうな気がします。

なんでもエクセルで済ませてしまうのもどうかと思いますが、普段使いなれている分操作方法などを勉強しなくていいので、ついつい頼ってしまうのですよね(^^;。
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悪い癖なのかも・・・。


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エクセルデータを財務応援に取り込むには?

私の事務所のホームページで公開している「預金通帳明細→弥生会計仕訳日記帳変換シート」ですが、弥生会計以外にEpsonの会計ソフト「財務応援」に取り込むエクセルシートはありませんかという質問をいただきました。


普段私が財務応援を使っていないので変換シートは作成していないのですが、CSVのデータを取り込む機能がついているソフトであれば、それぞれの形式に沿ってデータを並び替えれば取り込むことは可能です。
財務応援の場合も仕訳帳のデータを取り込む機能はあるようなので、
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どんなデータを作成すればいいのか確認してみました。


仕訳データの一覧は以下のような感じです。
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一見項目数は多いですが、必要な項目は少ないので意外とサクッとデータは作成できそうな気がしますね。
一度チャレンジしてみたいと思います。



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相続税申告のための準備資料・添付資料

9月9日の金曜日に、私の所属する近畿青年税理士連盟大阪支部で、相続税の研修が開催されます。

 

相続税申告のための準備資料・添付資料」ということで、相続税の申告を依頼された場合に、どのような順序で取り組めば良いかという内容の研修ですが、講師の税理士さんが準備されているテキストがこれでもかというほど充実しているので、楽しみな研修です。

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私もそうなのですが、相続税の申告に関わる機会が少ないと、いざその時になると色々と戸惑って余計な時間をかけてしまいます。

 

相続人が誰になるかや相続財産の種類などで、相続税申告の手間や難易度は、千差万別になってきます。

相続人の確定の手順などはある程度定型的ですが、財産調査は、預貯金のように資料も簡単に集められて評価にも悩む必要がないものから、不動産のように資料の集め方、税理士の考え方によって評価額が全然変わってくるものもあります。

この研修では、資料の効率的な収集方法や評価で間違わないポイント、余計な疑惑を招かないような添付資料の作成方法など 、実務に即した相続税申告書の作成ポイントを伝授いただけるはずなので、しっかり勉強しようと思います(^ ^)。

 

 この研修は、税理士または税理士有資格者の方であれば、どなたでも参加できます。
こちらのパンフレットを印刷してFAXいただくか、パンフレット記載の電子メール宛てか、以下の申込フォームからお申込みください。
申込フォームはこちらです!

 

✳︎木曜日は人生初山梨。

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山の日の富士山は、どこも人がいっぱいでした(^^;;

 

神戸市東灘区御影の会計事務所 小林敬幸税理士事務所です

 

 

 

ScanSnap Cloudと弥生会計の連携でレシート自動取り込みを試してみました

東京の税理士さんから、某会計ソフトメーカーさんが提供している「原票会計」というシステムを使って、レシートから自動で仕訳を作成した後、その仕訳を弥生会計に取り込みたいのでいい方法はないですかという質問をいただくことがありました。


他の会計ソフトの仕訳日記帳を弥生会計に取り込むのはそれほど難しくありませんが、そもそも別のシステムをかまさないでも、本家本元の弥生会計で無料で同じようなことはできないのでしょうか?
ちょうど先月、ScanSnap Cloudと弥生会計が連携したというお知らせが来ていたので、ちょっと試してみました。


ScanSnap Cloudは無料ながら、パソコンを立ち上げなくてもスキャナだけで、スキャンしたデータをDropBoxやOneDriveなどのクラウドストレージに保存してくれる素晴らしいソフトです。
さらに素晴らしいのが、普通の文書やレシートなどを自動で判断して、それぞれ分別して保存してくれたり、連携ソフトにアップしてくれるところです。
今回はレシートを、自動的に弥生にアップするよう設定してみました。
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とりあえず自分の手元のレシートを10枚ほどスキャンしてみたのですが、
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金額は100%認識できているんですよね・・・。ちょっとびっくり。
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1件だけ日付が認識できていなかったですが、それでも実用に耐えるレベルのような気がします。
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今度自分自身の帳簿で、一度試してみようかな・・・。


弥生のOCRの精度もさることながら、このScanSnap Cloudもお客様と連携できれば、お金をかけることなく会計事務所の業務に役立てることができそうな気がしますね。
レシートを自動でより分けてPDFにして保存してくれるので、例えばDropBoxにお客様との共有フォルダを作成しておいて、お客さんはScanSnapの電源さえ入れておけば、パソコンを立ち上げることなく適宜レシートをスキャンして自動的に共有フォルダにレシートのデータを保存し、会計事務所はそのデータを弥生会計OCRで読み込ませて、自動的に仕訳を作成していく・・・。
会計事務所のみ弥生のサポートに入っていれば、会計事務所側でOCRして仕訳にできるので、ほぼ無料で同じようなことができそうな気がします(*^^*)。


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Excelに入力補助をさせるアイデア

私の事務所のホームページで公開している「弥生会計変換対応現金出納帳」ですが、会計事務所の方より自社の業務に使いたいとのご感想をいただきました。ありがとうございますm(_ _)m


このエクセルファイルを作成したきっかけは、とある税理士さんが顧問先がエクセルで作成している現金出納帳を会計ソフトに手で打ち直しているという、仰天な二度手間話を聞いたことでした(^^;。
当初は入力したデータを弥生会計に取り込める形式に自動変換する機能だけを備えていたのですが、使っていただいて入力自体ももっと効率的にしたいという要望をいただき、以下の2点もある程度Excelに自動で入力補助をさせるようにしています。

1、リスト入力の際に、左のセルの内容によってリストアップの範囲を変える

摘要は手入力の他、入力規則でリスト入力をするようになっているのですが、全てのリストを表示させると選択が面倒なので、左の得意先名に対応した摘要を表示させるようにしています。

こういった場合、入力規則の条件設定で、「元の値」にOFFSET関数を使った数式を入れると対応できます。
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以下のような数式を入力すると

=OFFSET(取引先テーブル!$C$9,MATCH($C31,取引先テーブル!$B:$B,0)-9,0,5,1)

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以下のように「今津文具店」に対応する摘要「事務用品」が常に一番目に表示されます。
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OFFSET関数はちょっと考え方がややこしいですが、MATCH関数を組み合わせることによって、入力規則の中でVlookup関数のような働きをさせることができます。


2、取引先と摘要の内容で、勘定科目と補助科目を登録したリストから自動入力する

もう一つは、イベントプロシージャを使い、取引先と摘要を入力した際に、対応する勘定科目と補助科目を登録しておくと、それらが自動で入力されるようにしています。

Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)


'変数宣言
Dim Searchkey As Variant
Dim Kamoku As Variant
Dim Hojokamoku As Variant
Dim c As Range
Dim e As Long


'D列が変更されると、F列とG列に科目を入力する。
If Intersect(Target, Range("C:D")) Is Nothing Then
Exit Sub
Else
Set c = Selection
e = c.Row
Searchkey = Cells(e, 5)


Kamoku = Application.VLookup(Searchkey, Worksheets("取引先テーブル").Range("D:E"), 2, False)
If IsError(Kamoku) Then
Kamoku = ""
End If

Hojokamoku = Application.VLookup(Searchkey, Worksheets("取引先テーブル").Range("D:F"), 3, False)
If IsError(Hojokamoku) Then
Hojokamoku = ""
End If

With Selection
Cells(e, 6).Value = Kamoku
Cells(e, 7).Value = Hojokamoku
End With

End If



End Sub

「Vlookup関数で自動で引っ張ってきたいけど、ケースによっては上書きしたい」といった場合には、こういう方法も有効です。


エクセルファイルを使っていると、ここがこうなればもっと入力が楽になるのにという場面があると思います。
自分が普段使っているエクセルファイルの効率化はイメージしやすいですので、このファイルのように、ちょっとマクロなどを書き足して小さな作業を自動化していくのも、マクロをマスターするいい方法かもしれませんね(*^^*)。


✳︎水曜は、午前中は神戸のお客様で決算説明の後、京都まで。

決算説明の際に「小林さんに代わってから、会社の数字が見えるようになりました」と言っていただけたのですが、こういった感想をいただくと、やっぱり嬉しく励みになりますね(^ ^)。


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