夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

事務所ホームページはこちらです→神戸市東灘区御影の会計事務所 小林敬幸税理士事務所

軽減税率が導入されると、実務はどうなるのか?

私の所属する近畿青年税理士連盟大阪支部で、6月に消費税の研修を行うことになりました。
講師は、消費税といえばこの人という金井恵美子先生。
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消費税の税率は、平成29年4月1日から10%に引き上げられる予定ですが、最近予定通りに導入されるのか少し不透明になってきています。
税理士的にはやっぱり軽減税率が導入された際に、複数税率の線引きや、顧問先へのインボイスの書き方の指導、課税事業者や簡易制度選択の有利不利の判断といった実務的なポイントがどうなるのだろうと気になってしまいます。
今回の研修ではそういった実務的なところを色々教えてもらえるとともに、現状どんな感じなのかも教えてもらえる予定なので、非常に楽しみです。
金井先生には懇親会にも参加いただけるので、表には出てこない深いところの話も聞けるのかなと、そちらも楽しみです(^^)。


この研修のパンフレットは、こちらからダウンロードできます
この研修は、税理士または税理士有資格者の方であれば、どなたでも参加できます。
こちらのパンフレットを印刷してFAXいただくか、パンフレット記載の電子メール宛てか、以下の申込フォームからお申込みください。
申込フォームはこちらです!


※今日は午後から舞子までお仕事に。f:id:kobarin:20160429141835j:plain
もう夏のような空ですね。


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48~50等級を新設しました

私の事務所のホームページで公開している「給与・賞与・年末調整自動計算シート」ですが、ご利用いただいている方から、社会保険料の標準報酬月額について、48等級から50等級まで新設してほしいとのご要望をいただきました。ありがとうございますm(_ _)m。
新設したファイルはこちらのページからダウンロードできますので、ご利用いただければ幸いです。


28年4月分から、今まで47等級だった健康保険料の標準報酬月額の区分が、3等級増えて50等級になるのですよね。すっかり忘れてました。
対象となるのは毎月のお給与が120万円程度以上の人だけですけど、47等級から50等級になると、毎月の負担額が21,000円程度上がるのですよね・・・。
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いつも思うのですが、社会保険料のアップはじわじわ確実に行われているのに、あまり大きな話題にならないのは不思議な感じがしますね。

こちらに健康保険料率の推移表があるのですが、
保険料率の変遷 | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
私が社会人になった平成10年ごろと比べて、4割弱上っているのですが、社会保険料の上昇は仕方ないのですかねえ・・・。


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上場株式の終値を自動取得するエクセルファイルを作ってみました

前回の日記で書いた、上場株式の終値を自動取得するエクセルファイルですが、最後まで作ってほしいというご意見をいただいたので、とりあえずやっつけで作成してみました。
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タイトルのページで証券コードを入力すると、それに対応する株式などの3か月分の終値などの時系列データを、ヤフーファイナンス様から取得するようになっています。
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また取得後、相続日や、相続日以前3か月間の毎月の平均の終値も計算し、最少額を端数切捨てして表示するようにしています。
→このエクセルファイルは、こちらのホームページからダウンロードできます


このエクセルファイルはWebクエリの機能を使って、インターネットを通じてデータを取得するので多少時間がかかるのですが、こういったブラウザ上に表示されるデータを取得する作業がある場合、特に繰り返し同じ作業を行う時には、やはり自動化した方が効率的だと思います。

昔会社員だったころ、毎日夜中にサーバ内で更新される滞留債権の明細が、イントラネットを通じて毎朝ブラウザ上で表形式で表示されるので、それをエクセルに張り付けて担当営業ごとに仕分けして整えた表を、それぞれの営業担当者に配布して督促させるという仕事を振られたことがありました。
毎日同じことを繰り返すのがあまりに不毛なので、今回のファイルのようにWebクエリを使ってデータの取得から担当別への仕分け、印刷までVBAで自動化したところ、多少時間がかかっても人間が手作業でやるよりよっぽど早いですし、パソコンに作業をさせている間自分は別のことができるので、朝一でボタンを押して自動でデータを取りに行かせた後自分は給湯室までお茶を飲みに行くなど(^^;、結構楽ができた記憶があります。

Webクエリは、表などテーブル形式になっているデータしか上手く取得できないという点もありますが、1行程度のコードでブラウザ上のデータが取得できるので、毎日ブラウザ上の表をエクセルにコピーするなどの作業に疲れている方がいらっしゃれば、是非自動化を検討してみてください。


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エクセルで時系列の株価を自動で取得する方法

少し前に事務所に来た相続管理ソフトのダイレクトメールに、「上場株式の評価に必要な株価の最終価額や月平均額を、証券コードから自動算出します」という文言があったので、エクセルでも同じことができるかなとちょっと試してみました。
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相続発生日に加えて発生月とその前月、前々月の終値の平均を計算できればいいので、ヤフーファイナンスから該当する三ヶ月間の時系列での株価データを自動で引っ張ってくるよう、Webクエリの機能を使ったマクロを作ってみました。
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銘柄ごとにシートを分けて、3ヶ月間の時系列データを取得するまでは上手く動きますね。

後は相続発生日と3ヶ月のそれぞれの平均値を出すようにすれば、利用できそうですね。
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と作りながらも何ですが、どうせ相続の際の財産評価は一回限りなので、数銘柄だったら自分でブラウザ動かして取得したほうが早いような気がします(^^;。

ただこのWebクエリの機能を利用すると、ブラウザ上のデータをエクセルにコピーするルーチンワークがあればそういった作業は自動化できるので、上手く使うと効率化につながるかもしれません。


※今月は、相続税のシミュレーションも依頼いただきました。
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作りかけの相続税シミュレーションシートも早く作らないと。遊んでる場合じゃない・・・。


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源泉徴収票を28年版に変更しました

私の事務所のホームページで公開しているエクセルの「給与・賞与・年末調整自動計算シート」。前々から源泉徴収票を、28年から変わったA5サイズに変更してほしいとのご要望をいただいていたのですが、確定申告も終わって時間ができたので、変更してみました。
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サイズが変わっただけですぐに修正できるかと思っていたのですが、意外と面倒で手間取ってしまいました・・・。


扶養控除の対象者の名前にフリガナが必要となったり、扶養控除対象者が別欄になった分摘要の記載事項がシンプルになっていますね。
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住宅ローン控除の明細は、ちょっと細かくなっています。
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給与支払報告書もA5サイズで印刷できます。
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ただマイナンバーは、今のところは手書き仕様です。エクセルでマイナンバーを管理する場合、何かいい方法はあるのかなあ?
まあマイナンバー空欄でも有効は有効なので(^^;、今後の課題です。


※先週からNHKの「Why!?プログラミング」という子供向け番組を見ています。
www.nhk.or.jp
私がVBAに興味を持ったきっかけは、最初に入った会社の先輩が経理の仕事をVBAで自動化して楽をしているのを見たことだったのですが、簡単なことなら文系の人間でもコンピュータを自分の思った通りに動かすことができて、仕事をちゃっちゃと終わらせることができるので、それを知ってもらうきっかけを私も作ることができればなあなんて思ってしまいます。


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進捗表を共有する場合の便利な方法は?

お世話になっている税理士さんが確定申告の進捗管理を、共有サーバに保存したエクセルファイルで行っているという話をFacebookで拝見しました。
私も10年近く前に会計事務所に勤務していた頃には、同じ方法でボスや同僚と情報共有をしていたのですが、事務所にいないとエクセルファイルが確認できないのが難点でした。
そのころと違って現在はクラウドサービスが普及しているので、無料で外出先でも事務所でも情報共有できるような方法をちょっと検討してみました。


というわけでサンプルとして、こんな簡単な確定申告書の進捗管理表をとりあえず作成。
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担当ごとの確定申告書の作成状況を、「資料の受取→決算書作成→申告書作成→申告書提出→申告書控え返却」の5段階に分けて日付を入力していくと、担当者ごとの状況が一番上に集計される形になっています。
またマクロで、日付のセルをダブルクリックすると、今日の日付が自動で入るようになっています。


そしてこのファイルをOneDriveにアップロードし、メンバー限定で共有します(リンク先は誰でも閲覧できますが、共有メンバーはもちろん制限できます)
エクセルファイルへのリンク

アップロードしたファイルは、共有メンバーがこちらのリンクをクリックして、ブラウザ上で閲覧・簡単な編集をしたり、エクセルを立ち上げてマクロを使った編集も行うことができます。
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変更後保存をすると、共有メンバー全員で最新のデータを共有することができます。


こうやってスマホのブラウザで確認できるのも便利かもしれませんね。
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こういった情報の共有は、チャットワークやサイボウズのようなグループウェアを使った方が簡単かもしれませんが、どうしてもエクセルで考えてしまうのがロートルになってきている証拠でしょうか(^^;。


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